\今年度の受験生向け/
都立高校入試の対策に有用な過去動画・リンク先をまとめました。

都立推薦入試の概要
都立推薦入試は学力検査を行わず。主に調査書+小論文・作文+面接で合否判定が行われます。
高校によってはそこに「集団討論」や「実技検査」が加わります。
書く内容の配点は高校ごとに異なり、志望校がどのような配点で行うかは東京都教育委員会のホームページで確認ができます。
令和7年度東京都立高等学校入学者選抜実施要綱・同細目について
スクロールした先、「別表>令和7年度入学者選抜実施方法一覧」以下の部分で各都立高校の実施方法・配点が確認できます。
小論文・作文の対策
まず自分の志望校がどんな小論文・作文をテーマで出しているのかを把握することが最初のステップ。東京都教育委員会のホームページに一覧があるので自分の志望校のテーマを探してみて下さい。
外部リンク:〇過去の推薦入試の問題を確認する(東京都教育委員会HP)
多くの高校は課題文や図表が用意される場合があり、テーマ一覧では課題文や図表が載っていません。高校のホームページに行き「入試案内>学力検査問題等」に行くと高校によっては過去数年にわたり過去問を掲載してくれている場合があります。掲載されていない場合はテーマ一覧から似たテーマの都立高校を探し、そちらのホームページを確認して、その過去問で練習してみるのも良いでしょう。
〇小論文・作文の書き方
重要なポイントは2点
・基本となる型(問題提起→主張→根拠→結論)を把握する。
・自分の志望校のタイプ(データ図表型/課題文読解型/ワンフレーズ型/テーマ型)を把握し、それぞれ攻略ポイントを把握する。
詳しくはそれぞれ過去動画で解説しています。
〇動画(小論文・作文に関して2本)
面接の対策
面接対策としてやるべきステップは3つ
・「本校の期待する生徒の姿」を読む。
・志望校のホームページやパンフレットを今一度読み返して、特徴や自分が惹かれたポイントを見直す。
・質問に対して準備をする。
です。「本校の期待する生徒の姿」は、東京都教育委員会の資料でまとめられています。
外部リンク:令和7年度東京都立高等学校入学者選抜実施要綱・同細目について
ページのスクロールした先に「本校の期待する生徒の姿」があります。
推薦入試を受ける人は、これはマストで読んでおく必要があります。この「本校の期待する生徒の姿」を読み込み、自分はどの項目に当てはまるのか、当てはまるように振舞えるのかイメージしてみることが大切です。
その上で、質問に対する準備ですが、ここは
①来るだろうと想定できる(準備ができる)質問
②想定外の質問
に分けて考える必要があって、”想定外の質問を想定する”のは当たり前に無理な話なので、来るだろうと分かっている質問をしっかり準備するが唯一にして最大の対策になります。
ここに関しては進学研究会(Vもぎの会社)が出口調査を行っていて、「面接状況一覧」で各高校の質問内容をまとめていてくれたりしています。
外部リンク:進学研究会「高校情報ステーション」
過去にはこちらのデータを参考に、定番の質問10選を選んで準備の仕方を解説したり、毎年アンケートを取って「意外な質問」を紹介しています。
定番の質問に対しては一度書き出しながら自分の考えを整理して、意外な質問に対しては「自分ならどう答えるだろうか」とイメージしてみて下さい。
動画(定番の質問1本/意外な質問3年分)
よく「面接で嘘をついていいのか?」と聞かれますが、準備の時点から嘘100%で塗り固めるのは勧めません。よく生徒に伝えるのは、
1を100にするのはOK。けど0から1にはするな。
です。
たとえば将来の夢といえるほどはっきり決まってないけど、今自分が興味ある分野について調べてみて、その知った分野に携わることを自分の目標として置いてみる。
自分が持っている話しやすい、伝えやすいエピソードを夢や目標のきっかけとして話す。
などは話の筋が通っていれば問題ありません。
少なくとも「その分野に興味がある」「そのエピソードを持っている」ことは嘘ではありませんから。
安心してください。今の時点で、将来を100%決めている中学3年生はほぼいませんので。
「何を話したらいいかわかんないよ」という人は、面接の準備をきっかけにして自分の将来について、そして今の自分について考えるぐらいのつもりでいいと思います。
その”考える作業”こそが面接対策になると思ってください。
ちなみに面接練習用の書き出しシートは学校や塾で配られたりしている人が多いと思いますが、
ない人は下記のリンクからダウンロードできますのでご使用ください。
当日の身だしなみなど
当日の持ち物・身だしなみやチェック項目です。(かなり前の動画なので、面接に関する内容などは先に上げた動画を参考にしてください)
集団討論
先に謝っておくと、ここに関しては僕も具体的な対策をコンテンツとしてまだ出せていない状態にあります。
ただ集団討論の実施校はかなり限られていて、令和6年度は
日比谷・竹早・深沢・鷺宮・西・北園・篠崎・調布南・東大和南・永山・東久留米総合
が、集団討論の部分に配点がつけられています。
集団討論に関しても過去のテーマは東京都教育委員会のホームページから出ていて、そちらを見てどんな内容なのかを見ておくといいでしょう。
令和6年度東京都立高等学校入学者選抜における推薦に基づく選抜で実施した小論文・作文、実技検査、集団討論のテーマ等一覧
ひとまず心がけてほしいのは
・同じグループ内の人たちは敵ではなく味方。
・チームでの勝利を目指す。
・潰すつもりの批判はしない。
ということですかね。
少なくとも「論破し合って最後に生き残った人が勝ち」みたいなイメージで挑むのはやめた方がいいです。そういうデスゲームではないので。
集団討論に関する動画(対策については最後に少し触れているだけです)
まとめ
推薦入試は、自分のことを考え、志望校のことを考え、「自分はこの学校にふさわしいんだ」といかに信じ込めるかが肝心です。
そのための下準備だと思ってください。
高校によっては推薦入試は非常に高い倍率になるため、万全の準備をしたところで願った結果にならないかもしれないです。それでも推薦入試をきっかけに信じ込んだことが一般選抜まで走り続ける力になるのなら、その準備は決して無駄にならないと思います。
受験生の皆さま頑張ってください。